新規のご依頼で上尾市にお住いのお客様より、お庭の花壇改造を任されました。
数あるHPの中から、この弱小ガーデナーにお問合せいただいたので、出来るだけお客様に寄りそったご提案が出来ればと思いました。
まず、花壇にはすでにバラが6株程植えられていました。昨年と今年で購入されたバラは、環境に良く順応して健全に育っています。
お客様自身はあまり熱心にガーデニングをしていないとおっしゃっていましたが、バラの状態を見ればよく手をかけていることがわかります。
ただ平面的なお庭でしたので少しお手伝いすれば、素敵な花壇になると最初の見積り時に思いました。
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お客様のご要望は
①バラを植えた花壇をどうすればもっと素敵になるか?相談したい
②つるバラを増やしたい
③北側の2階のベランダから枝垂れる植物を設置したい
でした。
では、①花壇改造からスタート
花壇後方にトレリスを2枚設置、そのトレリスにはルージュピエールドゥロンサールを新たに定植しました。
まだトレリスの出番はないですが、冬までに枝が伸びてくれることに期待しています。
元々植わっているアンジェラとフレグラントサプライズはオベリスクを設置して誘引します。
タカショーさんのガーデンエッジを使って、小道を施工します。
このガーデンエッジ、なかなかの優れものなんですが、購入時の巻きを逆にして巻き直さないと、施工しずらいのです。
私の自宅にて作業1週間前に逆巻きにして癖を直しました。
お庭に小道を作るのは、植物のお手入れに便利なのはもちろんですが、くねらせることでお庭に奥行が出来ます。
お客様がリビングからお庭を良く眺めるとおっしゃっていたので、小道作りが花壇改造のメインとなりました。
そして、植え込む宿根草。かなりのボリュームです。
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小道施工、植栽後です。
リビングからも見えるお庭に奥行を感じられるようになりました。
植物が育って一回りも二回りも大きくなって、ガーデンエッジを覆うようになれば大成功ですね。
小道は後日お客様がバークチップを敷かれました。お客様ご提供の写真です。↓
一層ナチュラルな雰囲気になりました。
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次は②のつるバラ定植。
今後フェンスに誘引していくブランピエールドゥロンサール。
こちらはアイスバーグ。枝が最初から伸びててラッキーな鉢でした。
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③の2階のベランダから枝垂れる植物はつるニチニチソウをプランターに植えて設置しました。
お客様宅のバルコニーの幅が広いので、合わせるラックはこれ一択でしたが、ちょうどよく収まりました。
2階から垂れ下がってナチュラルな風景になるのには、もう少し時間がかかりそうです。
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お客様のご要望を聞き出すことが、今回の作業の要でした。
ガーデニングは初心者なのです・・・お任せします・・・とおっしゃっていても、こんな風にしたいと言うお客様のご要望に寄り添うことが、まだまだ私自身未熟だと痛感しました。
どこの場所にどんな風に植栽するか、出来上がりがあんまり想像できないとか、不安を感じさせてしまうと何度もご連絡を取らなければいけなくなります。
一人よがりにならないように日々気を付けてはいるものの、お客様にとってベストな選択を、植物にもベストであるようにご提案出来たらいいですよね。